« KEEP ON ミーハー根性。(前編) | トップページ | だけど、味の方はマジで保証します。 »

2007/02/23

KEEP ON ミーハー根性。(後編)

昨日の続き。

で、もちろんその日は学校を休んで、正午から始まる森尾イベントに備え、開店前からぴあの正面入り口に張り付いたマッチャーは、ひ弱なカメラ小僧達にしたたかな暴力を振るいつつ、無事客席最前列のド真ん中を確保!森尾の登場を今か今かと待ちわびていたのでありんす。
そして、開演を告げるローカルムード満点の陽気な音楽にのって、まず出て来たのは歳の頃30前後の司会の男。
「ようこそ福井のみなさん、お元気でしょーか!」
こう書くと、さも標準語でしゃべっているかのようだが、実はこの一見なんでもない挨拶の中にも福井弁独特のやぼったいイントネーションがバッチリ混在していて、
「お前も福井県人だろうがっ!」
と、心中穏やかでなかったのを今でもはっきり覚えています。

で、そんな司会者に誘われてまず登場したのが、前座の神野美伽という若手のちょいブス演歌歌手

…耐えた。まあ、耐えたよ。
彼女も小節をコロコロ回しながら、一生懸命歌っている。
子供ながらに、演歌歌手の売り出しに営業活動は不可欠だと理解していたし、まあ、演歌界期待のホープということだったので、2曲歌うのぐらい我慢したさ。

で、「さあ、いよいよ!」と待ち構える中、次に出て来たのがホリプロからデビューしたての、ガチンコアイドル時代の井森美幸
まだこの頃の井森は、バラドルでブレイクする前だったので、あのなんともひょうきんなムチムチ顔をどのように受け止めていいものやらさっぱり分からず、会場全体にはどよ〜んとドブのようによどんだ空気が漂っていた。

…萎えた。そして、キレたよ。
確かに彼女もケツをフリフリ、一生懸命歌らしきものを歌っている。
子供ながらに、売り出し中の若手アイドルに営業活動は不可欠だと理解していたし、「これでもかっ!」とばかりにフリルがついたショッキングピンクのミニスカをはいて、太いんだか細いんだかほとほとジャッジに苦しむナマ足をむき出しにして頑張ってはいたさ。うん、それは認める。
だが、「チャーシューの国からやって来ました☆」ぐらいお茶目におどけてくれるならまだしも、当時の井森は正当派アイドルとしてとても直視に耐えられる顔面ではなかったし、本気モードでアイドル然と振る舞っていたしで、かな〜りイタイ感じだったことは否めず、しかも「続いての曲は…」「続いての曲は…」って、ちょこちょこどうでもいいMCを挟みつつ、結局四曲も歌い、そして漠然と踊りやがった。

そりゃ熱心に森尾を待ってるマッチャーとしては、というか会場に集まった若者達は当然キレますよ。

今から考えてみると、井森が来場することも当然前もって告知されていたはずなのだが、森尾熱に浮かされた田舎っぺヤングにとって、そんな情報、完全にアウト・オブ・眼中(←とてつもない死語)だったのだと思う。
「え〜、続いての曲は…」と、三曲目に入るくらいから、マッチャーを先頭に客席からは「えええ〜〜〜っ」の大ブーイング。四曲目の「続いての曲は…」にいたっては、前列立ち上がっての大森尾コール

…辛かったろう、井森美幸。
泣きたかったろう、井森美幸。

でも、この世知辛い芸能界、TOPに上がるまではそういうブーイングに耐えるのも、一つの試練だと思うのね。プロならイチローみたいにバットで黙らせなきゃ。うん、よく分かんないけど。
ま、そりゃ今ではマッチャーも、若気の至りだったと心から反省してますよ。
万が一これからお仕事でご一緒する機会があれば、さすがに面と向かっては謝れないまでも、それでも遠巻きにアナタを見つめ、「ごめんちゃい」ってぼそっと囁きますよ。

けど、あの時は俺達も辛かったんよー、泣きたかったんよー。
だって、俺達、森尾に会いに来たんだもん!
全然アンタじゃねーもんよお!!!

けど、そんなこと言いつつね、井森の出番が終わっていったん休憩になったんで、マッチャーってば控え室に戻る井森をダッシュで追いかけたのさ。
なんだかんだ言ってミーハーだったもんでね、周りのカメラ小僧に「席、取っとけよ」って軽くすごんで駆け足でね。
そしてら井森がエスカレーターに乗って二階に上がっていくもんだから、もうとっさに地べたにしゃがみ込んで、ばっちりスカートの中、のぞいてやりましたっ。

いやあ、感動したなあ!!
握る拳から血が出るぐらい感動した。

だって、いくらチャーシューの国の人とはいえ、生まれて初めて拝むアイドルの生パンだもん。見せパンだろうが、そんなのじぇんじぇん構いません!
つうか、どんなパンツを履いていようとも、くっきりノーパンをイメージできる、そんな妄想サイキックソルジャーな年頃ですから。
まあ、変態行為以外の何ものでもないけれど、若い頃はアレね、変態にも切れがあったねっ。もう、変態に迷いがなかった。
バッと走って、シャッとしゃがんで、グッとガッツポーズ!!…みたいな。

で、その後は無事、生森尾とご対面!!&マッハで昇天!!
可愛い鬼歯をのぞかせながら、マッチャー内スペシャルデビュー曲『お・ね・が・い』やマッチャー内ウルトラメガヒット曲『天気予報はI Luv U』(アイ・ラブ・ユーと読みます)など、マッチャー内キラーチューンを連発する我らが森尾に、そりゃもう失禁寸前の勢いで悶絶しちゃいました。
数年後、彼女が『大好き!五つ子』シリーズのお母さん役やるなんて、その時の僕は知る由もなかったけれど…。

うわー、つうか、ここまでの内容、完全に森尾<井森じゃないっスか…。
やっぱ、インパクト強かったからなあ、井森美幸。もちろんいろんな意味で。
てか、ゾンビに続いてえらい長文になっちゃったので、もうこれぐらいでやめときます。
後で振り返った時に、また若干ひきそうだし。
よって、当時AMでやってた『森尾由美のアイ・ラブ・ユーミー』ってラジオ番組に、「ニキビは由美ちゃんの笑顔でなおす、福井県の河原雅彦くん」っていう全く持ってペンネームでもなんでもないペンネームで毎週お葉書を投稿していた話などは、いつか気が向いたら書こうと思います。
これがまた微妙な話が一杯あるんだ。
ちなみに「ニキビは由美ちゃんの笑顔でなおす」のくだりは、当時クレアラシルのCMを由美ちゃんがやっていたので、そこからインスパイアーされました。
ま、最後にそんなの補足してる自分もどうかと思うけど。

じゃ、シーユー。

|

« KEEP ON ミーハー根性。(前編) | トップページ | だけど、味の方はマジで保証します。 »