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2007/04/06

ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルなる

若手劇団の登竜門としては老舗の演劇祭の審査員を昨日銀座でやってきた。
百二十を超える応募劇団がそれぞれ十分間にまとめたプレゼン用のビデオを鑑賞し、その中から十劇団に絞り込む一次審査がそれだ。
一次審査を通過した劇団は、来月開催される観客を入れた公開二次審査に駒を進め、そこで十分間のパフォーマンスをガツンと披露する。
そしてその中から選ばれた三団体が、晴れてフェスティバル参加劇団となるわけだ。
参加団体は主催のリクルートの全面バックアップを受け、吉祥寺シアターという立派な劇場で、来年単独公演を開催することが出来る。
思えば十年前、マッチャー達HIGHLEG JESUSもこのフェスティバルの予選を勝ち抜き、『誰でも出れるよ!フジタヴァンテ』という、非常にナメきったタイトルの公演をブチかました。

当時、我々は選ばれて当然だと思っていた。
そりゃそうだ。
数多の劇団の中で、自分達が一番面白いことをやっていると信じて疑わなかったからだ。
…若気の至りもいいところである。
だが、一銭の金にもならない小劇場界に好き好んで身を置くこと自体、若気の至り以外の何ものでもないわけだから、そのぐらいの勢いがなければ劇団なんかやっていけないわけで。

ま、余裕で合格したけどねっ。

とはいえ、二次審査において全ての審査員の支持を受けたわけではない。
中には、「ただの色物」的なことを言う審査員もいた。
そいつの顔は今でもよ〜〜〜く覚えている。
あの時は審査員席に飛び込んで、スーパー・ソニック・マッチャーパンチをお見舞いしてやろうかと思ったよ。
「アンタの劇団より面白いね!」
本気でそんなふうに思っていた。

ま、今でも余裕で思ってるけどねっ。

もちろん昨日の審査の詳細をまだここで書くことは出来ないが、有望な若手劇団十組が見事に本選出場を果たした。
きっとどの団体の連中も、
「我こそは世に認められるべき才能!それが分かんないヤツはバカ!」
ぐらいに思い込んでいるだろう。
てか、若いのだからぜひそれぐらいの気概を持っていてもらいたい。

審査するマッチャーも心してかからねばなりませんな。
けど、この歳になってヤングに殴られたくはないので、二次審査のプレゼンで正直「…う〜ん」と思った劇団にも百万ドルの笑顔でコメントしたい。

「オーラはあったけどね」とか「ああ、時代がまだ君達に追いついてないね」とか「動きが速過ぎて見えなかったよ」とか「千円あげるね」とか「主宰の人、オダギリジョーに似てません?」とか、ね。

可能性溢れる若い表現に触れるのは素直に楽しい。
素敵な公開審査会になる予感で今から胸躍るマッチャーなのであった。

じゃ、シーユー。

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