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2007/04/27

魔法のト書き。

完全に油断していた。

今回の芝居は『魔法の万年筆』というとってもエレガント&ファンタジックなタイトルなので、本番ではあまり汗をかかずに涼しい顔でカーテンコールを迎えられると思っていた。
筋肉痛になる予定もなかった。
ひざとひじにサポーターをあてる予定もなかった。
劇中に飛んだり跳ねたりする予定も、体のあちこちにアザをつける予定も、家に帰ってエアサロンパスを患部に噴きかける予定もなかった。
とにかくなかった、サラサラなかった、微塵もなかった。

だが、先日の稽古で見事にその楽々プランが覆された。
台本の終盤にあるほんのちょっとしたト書き、

『万年筆を○○する』

これを体現するのに、よもやここまでの運動量を要することになるとは、殺陣指導のアツミさんがいらっしゃるまで夢露とも思わなかった。
大体、万年筆を○○するだけなのだ。
派手なアクションを指導して下さる殺陣指導の方をわざわざお呼びするほどでもないだろうと勝手に思っていたが、いざ演出を受けてみると、ああ、納得っ!
このシーンは、これぐらいみんなが必死になって万年筆を○○した方が断然面白いに決まっている。

…全てはマッチャーが浅はかだったのだ。

重い物を持つのが嫌いだといつぞやのブログで書いたが、マッチャーはそれと同じぐらい素早く動くのが嫌いだ。
この際だから嫌いなことは全部あげておくが、
『高く飛ぶこと低くかがむこと決められた通りのことをすること息を乱すこと痛いこと叱られること
で、そのほとんどの要素がこのシーンに集約されている。
志村けんのように「だっふんだ!」と言ってごまかせればいいのだけど、実際稽古場で「だっふんだ!」と言ってどうにかなるわけでもないし、むしろ共演者と演出家に真剣にバカだと思われるだけだし、心優しい誰かに気を使われて「アイ〜ン」と返されてもほとほと返答に困るし、大体「だっふんだ!」ってどういう意味だ?!って今これを書いててもいよいよ腹立たしくなってきたし、だがその一方で、やっぱ「だっふんだ!」の「だっふん」は「脱糞」からきているのかな?とつい考えてしまう自分もいるわけで、要するに「だっふんだ!」はマッチャーにとって百害あって一利無しというわけだ。

えーい、こうなったら知ったこっちゃない。
SMAPだろうが元・宝塚のトップスターだろうが蜷川スタジオに在籍していた大先輩だろうがラッパ屋の看板女優だろうが、マッチャーがまとめて全部相手してやる。全力でかかってくるがいい。

いや、嘘です。
普通に頑張りますので、世界陸上のメインキャスターを務める織田裕二の暑苦しさに免じてどうか許して下さいませ。

じゃ、シーユー。

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