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2007/05/16

俺にだって言い分はある。

んちゃ! マッチャーです。
今日は休演日ということで、自宅にてのんびり更新しております。

芝居本番中の演劇人の生活は他の仕事がダブってさえいなければ、基本的に『家→劇場→飲み屋→家』のループになるわけで、ある意味とっても規則正しいと言える。
現在のマッチャーも、連載の原稿を二本抱えてる以外は特に仕事もないので、ご多分に漏れず上記の生活サイクルを送っているわけだが、思えば今回の稽古中は本当に本当に忙しかった。
一年を通して考えればそれほど大した仕事量ではないはずなのに、なぜかある時期にだけ仕事がピンポイントで集中してしまうことがこの業界はままある。
一番のピーク時は、ドラマの早朝ロケでシリアスな若年性認知症役を演じ、それが終われば近くの漫画喫茶に直行しそこで映画の脚本直し、で、道々、コンビニのおにぎりを頬張りながら午後から稽古場入りしてボンクラバカ息子役の稽古に励み、で、家に帰ったら夕飯もそこそこに書斎で深夜に及ぶ再びの脚本直し、というスケジュールをしばしの間送っていた。
朝イチで菅野美穂さんみたいなベッピンさんと会っていたと思ったら、間髪入れず薄暗い漫画喫茶の住人となり、で、休む間も無くテンション高めのなんちゃってニューヨーカーになり切らねばならないこの日々は、その渦中にいる時こそあまり深く考えず淡々とこなしてきたが、こうして改めて書き出してみると、「頑張ったマイセルフ!」と思わず自分で自分を抱きしめたくなるほどの過酷さである。

そんな生活に比べたら、今はパラダイス銀河なエブリデイですよ。
で、昨日も、翌日に仕事のある吾郎ちゃんを除く全ての俳優陣と演出の鈴木さんとでお洒落バーに繰り出したわけだが、そういう場では本番中に起きた「それ、どうかと思う」系の話題が出ることが比較的多い。
台詞や小道具を忘れてしまったり(阿南さんとマッチャー)、相手役を違う役名で呼んでしまったり(三鴨さん)、衣装が破れてしまったり(久世さん)、普通にコケてしまったり(山崎さん)、笑っちゃいけないところで普通にフイてしまったり(山崎さんとマッチャー)それはそれは話は尽きないわけだが、本番のステージで起こってしまったことはもう仕方がない。
特に台詞忘れの件は阿南さんもマッチャーも共に吾郎ちゃんとのやりとり中にやらかしてしまい、天下のSMAPをドギマギさせてしまったわけだが、なにせあの時はもう帰ってはこないわけで、自戒の念をたっぷり込めつつも、お酒の席でカラっと笑って済ますのが一番だ。
で、数ある「それ、どうかと思う」の中で、「あれ、本当にどうかと思う」と周りに激しく言及されたのが、昨日のマッチャーの台詞の言い間違い。

それは長旅帰りで疲れ切った設定の三鴨さん(ペリカーノ役)の顔をじっと見つめたマッチャーが彼女に優しく声をかけるシーンなのだが、
正解はこう。

「ペリカーノ、その顔からすると、ずいぶんひどい旅だったんだね」

で、マッチャーはこう。

「ペリカーノ、その顔からすると、ずいぶんひどい顔だね

これには三鴨さんも「アタシの顔ってそんなにか?!」と激しく動揺したらしく、この話を楽屋で聞いた西牟田さんも「最低だ最低だ」と二回「最低だ」と言い放ったそうだ。

…や、女子を敵に回すと本当に恐いんでね、普通に平謝りですよ。
稽古場でも一度も間違えたことがないところに限ってなぜか魔が差しちゃうもんなんスよねぇ。
悪気はないんです。
ただあの時は、見たまんまの感想がつい口をついて出ちゃっただけなんです。
それぐらい三鴨さんの疲れ顔っぷりが見事だったということで、その表情を見た瞬間、マッチャーの回路から『ひどい旅』が消し飛んで、条件反射で『ひどい顔』がエントリーされてしまったんです。
でも、さすがに二度間違えるとシャレになりそうにないんで、明日からしっかり気を張っていかねばと思いますし、三鴨さんにも、なにもあそこまで面白い疲れ顔をしなくても正直いいんじゃないかと、言うにことかいて軽い警告を発し、本日のブログはお開きとさせていただきます。

じゃ、シーユー。

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