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2007/05/29

エレベーターという名の密室にて。

さて、『魔法の万年筆』はようやく東京公演の折り返しを過ぎましてでござる。
や、疲れ的には結構キテますな。
完全に飲み過ぎだっつう話だけど、それを差し引いても蓄積疲労で体ゴチゴチ、リンパ腺パンパンですわ。
ま、桑田真澄ばりの不屈の精神で日々、完全燃焼目指すのみってことで。

ところで。
先週の日曜日の回の終演後、お友達が楽屋を訪ねてくれたので軽くお茶でもしようということになった。
で、これは舞台関係者の間ではもはや周知の事実となっているのだが、なにせPARCOの関係者用エレベーターはなかなか来ないことで有名である。
一機しかない上に、B4から劇場のある9Fまで、そこかしこの階で職員の方々がエレベーターを乗り降りするため、下手をすると扉の前で十分とは言わないまでも、七〜八分は待たされることもしょっちゅう。

というわけで、マッチャーとお友達は、まだ劇場ロビーにお客さんが少し残っているかも知れないので、念のため関係者口の階段で9Fから8Fまで歩き、そこから一般客用のエレベーターで降りようとしたわけ。

だが、僕らの読みは浅かった。
観劇を終えた人々を乗せる一般客用のエレベーターも、すごく込み合っていたのだろう。
とうにお帰りになられているとふんでいたお客さん達をわんさか詰め込んだエレベーターに、僕らは囲まれるように乗り合わせてしまったのだ。

…もうね、大泉逸郎じゃないけど本当に終始、マゴマゴした気分。
何とも言えない居心地の悪さがマッチャーを襲いまくるまくる。
扉が開いた瞬間、マッチャーに突き刺さる視線といったら、もう!!
「あっ?!」とか「えっ?!」とか聞える小声といったら、もう!!
…でも、無理ないよね。
ついさっきまでステージで陽気にパイロット役やってた人間が普通に私服でエレベーターに乗り込んでくるわけだから。

まずは扉が閉まった瞬間、込み合う機内で「お疲れさまでした〜」と皆さんから一斉に声を掛けられ、「あ、どうも」と思わず恐縮するハニカミマッチャー。
さながら一人カーテンコール状態である。
続いて、
「○○のシーンって、アレ、本当に痛いんですか?」
などと素朴な質問をされ、
「ええ、相当痛いです」
と、ちょっとした質疑応答の時間に。
やー、わずかな間だったけど、本当に変な時間でしたよぉ。

でも、皆さんの機嫌が良くて、その点は助かりましたね。
「なにがパイロットだ!空も飛べねえくせに!
なんて因縁つけられたら、
「ボクがつけた名前じゃありませ〜ん」
って、普通にメソメソ泣いちゃいますもん、大人なのに。

てなわけで、取りあえず満足して劇場を後にして下さっているお客様の空気にダイレクトに触れられた、ある意味とっても貴重な経験でございました。

けど、これから気をつけますね。
お互い、微妙に戸惑うだけっていうのがよく分かったので。

じゃ、シーユー。

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