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2007/09/26

なんならレジだって打つさ。鍵だって俺が毎日開ける。

下北沢あたりに隠れ家的お店を出すのがマッチャーの夢だ。

その店のレシピは奥さんの得意料理で占められる。

以前、マッチャーが野田(秀樹)さんのお芝居に出させてもらった時、出演者のみんなで、野田さん宅で新年会と称した料理対決の会を行った。

制限時間内で4チームぐらいだったかな?とにかくそれぐらいに参加者が分かれて手料理を競い合ったのだが、その時、なぜかマッチャーは会に遊びにきた奥さんとペアで、キャベツサラダと納豆パスタでもって見事優勝したのである。

舌の肥えた役者連中を唸らせたのだ。
これはもう店を出すしかないだろう。

正直、マッチャーだけが独占している我が家の味を世に出すことに少々の抵抗を覚えないでもないが、なにせマッチャーの夢の実現のためだ。
ここはドーンと太っ腹社長気分でいこうと思う。

奥さんの豊富なレシピとマッチャーの小粋なトーク

うん、イケるよ、これ。絶対、イケる。

奥さんの手料理を食べるたびに、値段をつけてしまう自分がいる。

奥さんが夕飯で新しい料理を出す度に、
「これ、原価はいくらぐらいかかってる?
と真顔できいている自分がいる。

暇な時、ふと疑似メニューを紙に書きだしている自分がいる。

暇な時、内装を誰に頼もうかと頭を悩ませている自分がいる。

暇な時、カウンター何席でテーブル席はいくつで…とか考えている自分がいる。

暇な時、お店でかけるBGMを選別している自分がいる。

暇な時、お店で働いてくれる信用のおけるスタッフを、知り合いの中からピックアップしている自分がいる。

ていうか、秘かにお店の名前だって決めている自分がいる。

夢は着実に膨らむばかりだ。

…ただ問題が一つ。

奥さんにこの話を持ちかけること、すでに50回をゆうに越えていると思うのだが、いつ尋ねても、

「やんねーよ」

と一刀両断にされてしまう。

「そんなに現実は甘く無いの。やりたいならアナタ、一人でやんなさいよ」

奥さんは呆れたように必ずそう続ける。

「レシピだけ教えてくれたら、んで、月に一・二度店に顔を出して、味をチェックしてくれたらそれでいいから」

マッチャーが必死でそう食い下がっても、奥さんの答えは変わらないったら変わらない。

トークだけじゃ無理なんだ、下北沢で隠れ家的お店は…。
そんなのもはや飲食業じゃない。ただの地味ぃな“寄せ”だ。
大体、“小粋なトーク”と背伸びをしたが、そんなの出来やしないんだ、俺って男は。

…そんな店、くしゃっと潰れる。

いくらマッチャーがバカでもそれぐらい楽々分かる。

誰かこの釈迦ばりに無欲な奥さんを説得してはくれないだろうか…?
説得してくれたら、チーフスタッフとしてマッチャーのお店に入閣させてあげますよ。
秘かに従業員のお給料の月額だって決めている自分がいるのだから。

じゃ、シーユー。

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