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2007/09/28

真心一座愛。

ハリ系の1・2話を乗り切り、再び撮影に入る11・12話までは真心一座に全力投球のマッチャーだが、稽古が進むにつれ、改めて一座に対する思い入れが深まる一方なわけだ。

究極のところ、自分が作る作品はそれがどんなモノであれ、“自分が楽しめるものを作っているだけ”という負い目(?)がマッチャーにはある。
なので、

「観にきてたもれ、観にきてたもれ」

などと脳天気に宣伝するのはいつもながら気が引けるマッチャーだが、いろんなジャンルのお芝居がある中、こんなのがあったってちょっと素敵じゃないか、と真顔で思ったりする。

昨日の稽古中も相島さんが、「不思議な芝居だねー」としみじみ言った。
全くもって同感だ。

がやの四人は、一人何役ものキャラクターを早替えにつぐ早替えで目まぐるしく演じ分ける。
それら全てに血を通わせる四人の姿は、どんなにバカバカしいキャラクターを演じていようと、ある種の感動さえ覚える。

村岡さんを陵辱する旅一座の座長役、聖子さんは本当にシビれる

のらりくらりとしながらも千葉さんを想う相島さんは本当に泣ける

叶わぬ恋と知りながら村岡さんを慕い続ける看守役の坂田も、“バカを看板にここまでやってきました”という自身の台詞通り、切なくも愛らしいキャラクターを体現しているし、主演の姉妹を演じる千葉さん、村岡さんの人物造形は、第一章を経て更に深みを帯びてきた。

もうこうなったらとことんまでこの姉妹の物語を見続けていきたいと、演出家のくせに、稽古中、お客さんのような気持ちになることもしばしば。
やー、それってどうなの?と自分でも思うが、ある意味、本当に幸せなことだと思う。

稽古場の雰囲気も最高だ。

とても恵まれていることに、この一座に集まってくれるスタッフは、なんとかこの芝居をいいモノにしようと、予算も少ない中、労力を惜しむことなくマッチャー達をバックアップしてくれている。

もちろんそれは俳優部も同じ。
尊敬し合える人達で、面白い芝居を作ろうと様々な意見を交換し合いながら、笑顔で稽古に励む毎日は、マッチャーにとってかけがえのない充実した“時”をもたらしてくれる。

今回、劇場が青山円形から赤坂RED/THEATERという小ぶりな場所に移ったにも関わらず、やっていることの派手さは第一章を越えているため、俳優部も演出部もなんだか大変なことになっているが、もうここまで来たら後ろを振り返ることなく、いっせーのーで!でやりきるしかない。

なにせ、一座のキャッチコピーは“小劇場界の大衆演劇”だ。
やってることの振り幅は、バカ丸出しのものから、劇的な濡れ場シーン、ヒリヒリする恋愛模様まで、とにかく針が振り切れっぱなし。
あれやこれやテンコ盛りになるのは、これはもう致し方ない。

いい大人がなにやってんだ、と思うことも舞台のアチコチで起こるが、いい大人があり得ないことを真剣にやるからこそ爆発的な説得力が生まれるわけで、よって我々は、若者には絶対に出来ない、いい大人の底力を舞台の上にドーンと乗っけるつもりでいる。あ、少なくともマッチャーは。

果たしてどんな初日を迎えられるかここからが正念場。
まー、せいぜい頑張るとしますよ。

じゃ、シーユー。

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