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2007/11/07

早過ぎたビジュアル系、もしくは演劇版『デトロイト・メタル・シティ』という見方もある。

大学四年の頃、約半年間、日常生活を顔面白塗りで過ごしていた時期がある。

白塗りってアレね、暗黒舞踏の人がやるようなアングラテイスト満点の例のヤツね。

正確には白塗りにケセラン・パサランだっけ?なんかそういうブランドの真っ赤な口紅をさして、爪に黒いマニキュア塗って、その風貌で平気で近所のコンビニやら銭湯やら焼き鳥屋やらに行っていた。

はっきり言って、とんだ怪人である。

なぜそんな愉快なことをしていたかと言えば、
「なんだかイライラしていた」
というより他はない。

これまで一緒にフラフラ遊んでいた連中が急にスーツを着て就職説明会に出席したり、急に将来の展望を飲み屋で語り始めたりと、周囲がデタラメなキャンパスライフにあっさり区切りをつけ、社会に出るための準備を当然のようにし出したことに対して、とにかくムカついたんだな、当時の自分は。
ま、裏を返せば、“自分自身の見えない明日に対する不安とのあらがい”とも言える。

…で、白塗り。

今から考えれば他に表現方法はなかったのか…と激しく思わなくもないが、学生時代、寺山修司にかぶれていたマッチャーにしてみれば無理もない選択だ。

アンチテーゼを掲げる時は白塗りが正装だと完全に思い込んでたもんな。

書を捨てよ、顔を白く塗ろう

もちろん寺山修司はそんなアホなこと言っちゃあいないが、そのビジュアルにスーツを着て当てつけのように就職説明会に出席していたマッチャーは、ある意味、アングラ最後の後継者だと言えなくもない…と言いつつ、言ったそばからごめんなさい、そりゃただの勘違いです。
ええ、ええ、ただのバカですとも。

やー、若かった。
普通ストレスは吹き出物とかで顔に出るけど、マッチャーの場合、白塗りで出ちゃったもんな。
けど、清々しいやね。
スイングに迷いがないもの。
巨人の小笠原ぐらいの猛烈フルスイング

何にも背負うものがない無軌道な若者がとる行動としては、犯罪に走ることなく、よく白塗りで思いとどまったよ。

今はさすがに白塗り出来ねーもんなー。

このご時世、そんなんで出歩いたら普通に検挙ですよ。

つか、白塗りしてる旦那なんて、即刻離婚でしょ?

授業参観、白塗りで行ったら確実に息子もいじめられるし、それ以前に、子供達も授業に集中出来ないし。

今でも学生時代に通っていた飲み屋に行くと、その店のトイレで化粧直ししていた自分をよく思い出す。

酔っぱらいにもからまれたっけ。

「なんだ、その顔!ふざけんな!
白くて悪いか!表出ろ!」

みたいな感じでね。

その時、一緒に飲んでた友達が止めに入ってくれたのもよぉく覚えてる。

「河原君、やめて!面白いからっ!

…うん、本当にそう思うよ。

あの顔で街で殴り合いしてたら、かなり笑えるよ。笑いもんだよ。

では、そろそろ仕事に行ってきます、もちろん地肌で
今日もこれからハリ系の編集作業なのです。

じゃ、シーユー。

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