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2008/07/30

人降る街角。

昨晩、新宿で仕事先の人達と楽しくお酒を頂いた、その帰り道。

甲州街道でタクシーを拾うべく、駅南口に通じる長い階段をYさんと歩いていたところ、その中腹に差し掛かろうとした瞬間、階段を踏み外した酔っぱらいが、上空からもの凄い勢いで降ってきた。

それはもうあっ!という間の出来事で、隣を歩いていたYさんは瞬く間にマッチャーの視界から消え去り、バッ!と振り返ると、酔っぱらいの直撃をもろに受けたYさんは、冗談みたいに階段を転げ落ちていた。

進行方向を向いて落ちてきた酔っぱらいに対し、Yさんはそれを正面から受け止めるようにぶつかったわけだから、なす術も無いYさんはもの凄い勢いで
背面からダン!ダン!ダン!ダン!ダン!と一段一段、ノックするように腰から背中から落ちたわけだ。

その光景は、なんつーか、マジやばかった。

しかもYさんはか弱き女性だ。

なんつーか、マジ輪をかけてあり得なかった。

慌ててYさんのもとに駆け寄ったマッチャーだが、Yさんは腰を押さえたままピクリとも動かない。

酔っぱらいもうつ伏せで倒れているが、コイツは大丈夫だ。
大丈夫オーラが全身からビンビン漂っている。
すぐに立ち上がるのもなんだから、取りあえず起き上がりません的な感じだ。

だって、Yさんをクッションにしたんだもの。
そりゃ多少の打ち身はあるだろうし、ビックリもしただろうが、ダメージは明らかにYさんを下回っている。

ま、この後のことは長くなるので割愛するが、結局Yさんは腰を強打したものの、時間をかけてゆーっくり立ち上がることができ、そして歩くこともでき、心配しながら付き添うマッチャーに、「河原さんじゃなくて良かったぁ」と笑顔で何度も気遣いながら、気丈に一人でタクシーに乗り込んでいった。

本当、なに言ってんですか…だ。

マッチャーだろうがYさんだろうが、ミミズだろうがオケラだろうがアメンボだろうが崖の上のポニョだろうが、空から降ってきた酔っぱらいと階段で衝突していいわけがない。

とっても優しい人なのだ、Yさんって人は。

幸いYさんの家には、頼りになる旦那様が待っている。

一時間後ぐらいに旦那様から、「痛みはありそうですが大丈夫ですよ」とのメールを頂いたので、取りあえずマッチャーも安心することが出来た。

でも、一晩経ってどうなのかが大変気がかりではある。

ああいうのって、その場はアドレナリンが出るから痛みは和らぐけど、時間が経つと本当の症状が出るからね。

もちろん酔っぱらいの連絡先は押さえてあるので、あってはいけないことだが、万が一にも今後医者にかかるようなことになれば、ヤツにきっちり責任を取ってもらわねばならぬ。

だけど、頭を打たないで良かったよぉ…。
Yさんの聡明な脳細胞が傷つくことになれば、演劇界の大いなる損失になるからね、コレ間違いなく。

そんなわけで、世の中、本当に何が起こるか分からない。

天気予報で昨晩の激しい雷雨は予報出来ても、新宿南口でジジイが局地的に降ってくることまでは予報出来ないもの。

酔っぱらいジジイにしても本当にラッキーだ。

だって、もしもマッチャーとYさんがヤクザ科の人だったら、

「テメェ、降ってんじゃねえよお!!!」

とズタボロにされた挙げ句、シャレにならないほどの損害賠償金を請求されたに違いない。

いやあ、階段を上る人も落っこちる人も、気を引き締めてかからねば…ですな。


じゃ、シーユー。



 

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