恋愛もファンタジーも極めればホラー。
マッチャーブログ担当のミセス・イワノフ(旧姓:伊藤さん)が、 今週の土曜日に初日を迎える劇団宝船公演『愛される覚えはない』 の手伝いで新宿の劇場に入り浸りになるため、本番が終わる来週の半ばまで、ブログの更新が微妙に滞るという旨の連絡をいただいた。
いいんです、いいんです、そんなの全然いいんです、ボルシチ。
ハイレグ時代からの盟友・新井友香嬢が作家・演出家・出演・座長を務める劇団宝船は、マッチャーブログなど足元にも及ばない面白さなので、ミセス・イワノフにはどうぞそちらに専念して頂きたい。
個人的にこんなに楽しみにしている芝居もないんでね。
おそらく今回も、もはや笑うしかない…つか、むしろ笑えないほどドロドロのギッドギドに偏った狂気の恋愛観が舞台上で大炸裂するハズなので、お時間がございましたら、みなさんもぜひ劇場まで足をお運び下さい。
「私の恋愛事情、これに比べりゃ大丈夫」
的な妙な安堵感、この夏、多いに得られると思います。
そしてミセス・イワノフも劇場受付で連日せっせと働いていると思われますので、さりげなくピロシキでもチラつかせてソワソワさせてあげて下さい。
さてさて。
昨日、客演先の稽古場で今はやりのポニョの話題になったのだが、鑑賞した人間全員が口を揃えて、「あれはホラーだ」と言っていた。
その都度、いい感じの音楽がかかるから世間は騙されがちだが、人面魚なのもたいがいにせい!的なポニョは、途中かなりのグロテスクっぷりだし、いくらフィクションとはいえ、主人公の5歳児とその家族がそんなポニョをあまりに無条件に受け入れ過ぎてて、めちゃめちゃ寒気がしたとのこと。
中には映画館からの帰り道、あまりの怖さに
「ラピュタを観たことにした」
と記憶を改ざんする人までいて、マッチャー的にはがぜん興味がわいてきた。
基本的に宮崎駿というクリエーターは、見た目、どんなにファンタジックな作品でも、その根底にあるのは“怒り”だという印象を受けるが、あれだけの御大ともなると、ついに彼の作品を手放しで受け入れる大衆にすら怒りが込み上げ、
「これでも褒めちゃうか、この野郎!!!」
みたいなうっぷんを、駿的なやりくちでブチまけたんじゃなかろうか…?
と勝手に推測するのだが、とにかくホラーときいちゃあ黙っていられない。
可愛い通り越して、不気味&不条理…。
これってホラーの文脈では常套手段だし、ポニョはかなりの確信犯な気がする。
様々な憶測を呼んでいると耳にするシュールな映画の後半部分も、オカルトだと思ってみれば案外合点がいくのではないか…?
うん、こうなったら今度の休日は、宝船とポニョのハシゴですな。
| 固定リンク




