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2008/10/29

マッチャー、しっぺ返しをくらう in Korea。

先日、韓国で血まみれにされたマッチャー。

ま、血まみれといっても、とあるお芝居を観に行った際、そのハイライトで、役者達がもんどりうちながら客席に乱入し、大暴れしながらドス黒い血のりをドバドバーっとブチまける演出によるものなのだが、マッチャーはなぜかその回の標的にされたらしく、かなーり情熱的にドバドバドバーっとかけられた。

つか、顔の前で、手のひらサイズからハミ出た血のり袋を2回破裂させられた。

もうね、顔面、超真っ赤。

異様に良く出来た血のりだったため、完全に見た目、ホラー。

乱入以外でも、ここぞとばかりに客席上空のスプリンクラーから血のりをプシューっと降らせるため、劇場で売られていた雨カッパを購入しての観劇だったが、そんなんじゃね、とてもじゃないけどもちませんよ。


しかもマッチャーの場合、観劇前に余りの寒さにジャージを買ったのな。

マッチャーの大好きなアディダス、偶然街で見つけてな。

こいつはラッキー!って小走りで店に入って、で、一目惚れして即買いしたのな、韓国モデルの可愛いジャージ。


それが数時間後にはすっかり殺人鬼が着用したジャージですよ。

確実に2人はバラしてますよ。

ジャージだけじゃなく、ジーンズやスニーカーまで血に染まったもんだから、そのまま街を歩けば間違いなく職務質問ですよ。

「生理がひどくて飛び火しました

みたいな可愛いジョークなんざ、十中八九通らないですよ。
普通にパンチされますよ。


…でも、信じられます?


こんな演出、まず日本では不可能っス!

水洗いですぐさま奇麗に落ちる特製の血のりをわざわざ作って使用しているとはいえ、芝居観に来てこんな目に遭わされちゃあ、常識的に見ても100%クレームの嵐ですよ、in Japan。

向こうでは別の舞台も観させて頂いたのですが、やっぱそこでも痛烈に感じたのは、日本とは“持ってる熱量”ががぜん違うってこと、作り手も観客側も。

それが全面的にいいとは一口には言えないけれど、エンタメにおける作り手のサービス精神と、観客が求めるバッチこーい!精神がとても高い所で合致しているので、その相乗効果でめちゃめちゃ面白いことになってんですわ、韓国の演劇事情。

つか、純粋にそれのみで成立してるっていうか。

日本にゃ、「さー、なにをやってくれるんだあ?」的な上から目線というか、単に自分の好みをさも正論のように語りたいだけのエセ評論家みたいな観客層が少なからずいるもんな。

それはお国柄的に仕方が無いとはいえ、そこいくと向こうはずっとシンプル。

自分から能動的に楽しめないものには、お金払わないんだと思う。

とはいえ、逆に厳しい環境だとも思いますけどね、つまんない舞台やダメな役者には全く客がつかないってことだから。

こっちじゃ、なんとなくなーなーな感じで居場所を残しているような気がするけど、向こうじゃまず生き残れないでしょ。

きっとそういう環境が役者や演出家を育てているのでしょうな。

今回拝見させてもらった若い役者さん達だって相当レッスン受けてるよ、ドバドバ血ぃまき散らしつつも。

特に現在韓国で盛んなミュージカルにおいては、まず歌と踊りがハイレベルなのは基本中の基本で、その上、キャラが立っていないと通用しなさそうだもの。


良かったぁ、自分、韓国のミュージカル俳優じゃなくて。


そんなこんなでマッチャーが観劇した血まみれ舞台では、客席前方に数列用意された血まみれゾーンのチケットからバンバン売れるんだそうな。

もうね、どうかと思うぐらいノリノリで血まみれになってたましたよ、コリアンヤング。

デートで血まみれを喜ぶ若いカップルや、あらかじめ血まみれウェルカムな白いTシャツとブラックジーンズ姿のリピーター達もたっくさんいて、血に染まりながら…っつうか染まる前から終始、ヒューヒュー!!!大騒ぎしてました。

これがロングランだもんなあ、ミュージカル大賞にノミネートされてるもんなあ、スゲぇよマジで。

まあ、確かにマッチャーのツボにドストライクな舞台だったし、劇場出た後もウハウハ言いながらウェットティッシュで顔ふいてたけど、いくらマッチャーでも日本でいきなり顔に血のりをブチまけられて「オー、イエー!」ってなれる人間なんざ、Perfume麻生太郎ぐらいですから、現時点において。

いやはや、予想を遥かに上回る衝撃の舞台だったですわー。


あー、でも、マッチャーもバカ全盛期には客席に生ウンコをこんもり飾ったこととかあったっけ。

今、考えたら客席に乱入して(ま、乱入は日常茶飯事でしてたけど)お客さんにぶつければ良かった、ゴリラみたく。

そうすりゃ、スプラッターならぬスカトロ演出の雄として演劇界でその名を馳せれたのにぃ。


だって、日本で演劇出来なくなったら韓国に渡ればいいんでしょ?

そしたら韓国の若人のハート、がっちりわしづかみなわけでしょ?


……って、俺、韓国に無限の可能性感じ過ぎ。

そんなのどこ行っても、普通にパンチだよ。


じゃ、シーユー。



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