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2009/03/25

夢見がちに生きさらす美学。

昨日は早朝から群馬で映画のロケに参加していたマッチャー。

そこでナイスな出演者に会いまして。

なんでも昔野球(ピッチャー)をやっていた今年30歳になる彼は、野球を愛し過ぎるが故にドラフトの時期になると、

「俺の名前があがるかも知れない…」

と毎年本気で緊張するという。

「じゃあ、当日は気が気じゃないでしょ?」

と尋ねると、

「ドラフト3巡目まではいいんですよ。まあ、ブランクもあってそれはないから。でも、そこからですよね、俺は

と精悍な顔つきで真剣に続けるので、

「じゃあ、若い時(野球で)結構いいとこいったんだ?」

と尋ねると、

「ええ、でも、肩壊しちゃって…。あ、でも、高校の時はサッカーやってました(笑)

となぜだかハニカミながら顔をほころばせ、

「俺、マンUのルーニーになりたいんですよ」

と突然サッカープレミアリーグの話を熱心に始めるのだった。


つっこめない…。


ドラフトにかかるってソレ妄想でしょ?とも野球の話どこ行った?ともつか、いつ肩壊した?とも、これほど無邪気に熱く語られまくるとまるでつっこめない。

なので、しばらく泳がせておいた方が得策だなと判断すると、その数分後に、

「俺ね、2月にオバマに会いに行ったんですよ」

と言い出すので、「あー、オバマねー」と真顔で乗っかっておくと、

「アイツの統治する国の土を今このタイミングで踏んでおかなきゃいけないでしょ?

と快調に飛ばしてくれるので、「あー、わかるー」と乗っかっておくと、

「会えなかったんですけどね……だからオバマTシャツだけ買って帰って

と昨日のダルビッシュ以上に見事に話を締めてくれる。


WBC決勝でもチャンスで城島が凡打を打つたびに、

「アイツの家、調べて説教だな」

とボソっと呟いたり、岩隈がピンチに立たされると、

「ピッチャー交代。ピッチャー、俺!

と原監督を差し置いて群馬の地でコールするのだった。


城島の家がシアトルにあることも言えなければ、肩を壊したサッカー青年という意味不明な男に全日本のマウンドをたくす可能性は確実にゼロなんだけども、大好きだなー、こういう人。

なんつうか、夢があるよフルスロットルで。


マッチャーの撮影が終了して早あがりする際も、マッチャーのところに来て、

「(僕ら)これで終わりじゃないですよね?」

と熱く声をかけられたので、「うん、4月にあと1シーンだけ撮りにくるよ」と言うと、


「僕は今日で終わりです。お疲れ様でーす」


と当たり前のように言われてそこで俺達は別れた。

たまらん…たまらんぞぉ、彼。


俺も今年から勝手に手に汗握るシチュエーション、信じ込んでみよっかな。

「Perfumeに入らないか?」って電話がいつか事務所にかかってくるとか、すれ違う美女に、「何も言わず添い寝して下さい」とふいに声をかけられたりとか、下ネタ言う度に銀行口座にお金が振り込まれるとか。

思い込みはタダですから。

あくせく生きる日常において、毎日が少しでも楽しければそれでいいと思います。


あ、ちなみにマッチャーが独断と偏見で選ぶWBC真のMVPはもちろん岩隈。

そして裏MVPは青木も素晴らしかったけど、チャンスに強い打撃を何度も見せつけ、昨日の試合では韓国に傾きかけた流れをガツンと好守で阻んだ内川と、かたくなな原采配にも腐らず終始ベンチを盛り上げ、やっとこさ出場したアメリカ戦でけなげに結果を残した川崎でございます。


むー、結局堪え切れず最後まで書いてしまった…WBCの話。


じゃ、シーユー。


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