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2010/01/15

ま、言われてるうちが花なんだよね。

以前ここでも書いたが、そしていろんなシチュエーションで常々豪快に言い放っているが、俺、重いものを持つのがすんごく苦手で。

もう、これはホントどうしようもない。

冬に全裸で街を歩けば風邪をひく、ぐらいにホントどうしようもない。

その昔、劇団やってた頃などは、もちろん現在のように劇場入りしたらすでにセットが立っているなどという恵まれた環境ではないわけで、トラックを劇場に横付けし、道具の搬入からなにから全て自分達でやっていたのだが、重い角材やら重い機材やらを運んでいると途端に元気を無くしてしまうので、団員達に力仕事は極力免除してもらっていた(つか、勝手に自粛していた)ぐらいの重いものHATEな俺…。

周囲の人間に、「お前は女子か!」といくら呆れられようと、重いもの持ってるとホント気分が暗くなる。

なんなら女子に持ってもらう。

完全に、チンコが付着しているだけの牝科の牡な生き物なのです、俺ってば。


でも、こないだフト気がついた。

息子を抱っこしてるのは全然苦じゃない。

つか、結構な時間、抱っこし続けられたりする。なんなら片手で。

あれ、いい感じで重いのにな。10何キロあるのにな。

むしろ抱っこせがまれるの嬉しかったりしてな。

だけど、先日、リエちゃん宅に行った時、走って出迎えてくれた息子が体当たりな勢いでマッチャーに飛び込んで来たのだが、「パパ、腰、痛いんだよね」とか細い声で気遣われてしまった。

その前に会ったのがぎっくり腰中だったので、その時はさすがに抱っこ出来なかったのを息子は覚えていたんだな。

でも、こないだは一杯したよ、抱っこした。

腰を痛めるとマジでいろんな不都合があるのでホントもう懲り懲りだけど、改めて気をつけようと思ったよ。

だって、抱っこ出来ないもの。

まあ、腰うんぬんの問題じゃなく、息子がこのまま成長していけば近い将来抱っこも出来なくなっちゃうわけで。

せめて望まれるうちは出来るだけ多く、たくさんの時間を、ね。


そして会えば息子に抱っこをせがまれる一方で、会えば必ず陽気な問題発言をかましてくれるリエちゃんは、その日も世間話の流れで、マッチャーが毎朝部屋を軽く掃除機がけする話(これでも結構キレイ好き)になったらば、

「ああ、ハゲ落ちた髪が気になるからな」

とサラっと挟んでくるのだよ。

「ハゲ落ちじゃなくて抜け落ち。ただの抜け毛ね

とすかさず訂正したところ、

「ハゲ落ちだろ、ハゲ落ち。ハゲ落ちてんだろ?

となぜか確信に満ちた口ぶりでそうのたまうので、とりあえずそういうことにしておいた。

とはいえ、ハゲ落ちた髪ってどうなんだ???

そんなニュアンスの物体落ちてたら、なんだか無性に怖いじゃないか。

加えてその日は手土産にスウィートポテトを持参したのだが、「美味しいわあ」と喜んでくれる反面、気がつけばいつのまにやら


「おい、ハゲポテ」


殺傷能力が非常に高いアダ名で呼ばれていたので、それもとりあえずそういうことにしておいた。

そんな中、ライダーフィギュアと怪人フィギュアを手にした息子は、一人楽しげに闘いごっこに興じている。


息子よ。

正すべき敵は、案外パパの目の前にいるぞ。


じゃ、シーユー。



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