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2011/03/07

ある意味、どっちもパラダイス。

まずは、明日に迫った何回目だかの俺パラチケット予約受付に関してのベタな告知から。


開催日時:
3月20日(日) 18:00開場 19:00開演【この間マッチャーDJタイムあり】
(23時前にはイベント終了予定)

開催場所:下北沢・風知空知

ゲスト:大和田美帆ちゃん

チケット代:前売り 3200円(1ドリンク付き) 当日 3500円(1ドリンク付き)

チケット受付開始日:3月8日(火)17:00〜

受付:風知空知【03-5433-2191】
※ 当日券はキャンセル分の枚数だけ発券いたします。ご希望の方はお気軽に上記の要領で、そして当日やむなくキャンセルされる方はお手数ですがなるべく早く風知空知までご連絡くださいませ。よろしくお願いします。

ブログやめたらなかなか出来なくなるイベントなんで、よかったらこの機会にぜひ。


さてさて、イベントの告知ばっかじゃなんなので、先日無事に閉幕した時計じかけのオレンジを簡単に振り返って終わろうかと。

なにせ、もともと大大大好きな題材だったもんで、自分なりにすっげー試行錯誤して作ったわけだけども、休憩時間の有効活用を始め、数あるこだわりのいくつかを挙げると、例えばドでかいLEDを真ん中に据えて、その両サイドを常設の全面ミラーにした舞台美術。

全面ミラーって、見た目派手な分、照明的には明かり作りが難しくなるし、ましてや常設だと、劇中、終始余計な物まで映り込んじゃうから(観客席も含む)、普通演劇じゃなかなかやれないのよ。

でも、時計じかけの世界観だったら、むしろイケるんじゃないかと冒険してみました。

結果、全面三面鏡に包まれたようなシュールで冷ややかでゴージャスな世界観を作れたんじゃないかと。

LEDも、演劇では説明的背景を投影する効果としては頻繁に使われるけど、それだけじゃ面白くないから、バリエーションも含めいろいろ考えたり。

巨大画面による陵辱シーンの生中継やら、タイトルロールの出し方、場面の背景を絵じゃなく記号にしてみたり、ね。

あと、画面そのものを分割にして動かしたり、豪快に空中に飛ばしてみたりと、大掛かりな機構の部分でもずいぶん無理を言わせてもらいました。

上演台本作りは、原作と映画版の本質と向き合いながら、舞台版なりのオリジナリティを有するために、あれやこれや考えたんだけど、歌詞を書くのがいい息抜きになって。

楽曲が全曲オリジナルだったから、最後の方は「この歌詞にどんな曲が乗るんだろう」ってわくわくしながら書いてました。

魅力的な曲の数々に仕上げて下さった音楽監督の内橋さん、そして途方も無くスキルの高いバンドの皆様には心より感謝感謝です。

内容自体はですね、もちろん自分なりに「こうこう、こういう意図で作りました」ってのはあるけど、もともと賛否両論あってこそのオレンジだし、分かりやす過ぎる演劇が横行している昨今の商業演劇において、観た人に判断を委ねる部分があっていいと思ったし、その方が豊かだと思ったのでね、取りようによってはめちゃ乱暴、取りようによってはめちゃハッピーエンドな感じにしてみました。

自分の意図が伝わろうが伝わらまいがより、鑑賞後、人それぞれがそれぞれに感じてくれればそれでいいやって。

決して投げやりだったわけじゃなくてね。

この作品は、暴力という現代社会と切っても切れない代物がテーマだったんで、つくづくそうあるべきだと思ったの。

だから『暴力』についてはいろいろ自由に考えたっけ。

例えば楽屋落ちやら客席使っての芝居やら、観る人によってはとってもヤな感じでしょ?

なんで、覚悟を持って『演劇でしか出来ない暴力』もバンバン入れ込んだわけ。

そしてなにより嬉しかったのは、本番始まってからもどんどん動員が伸びたこと。

赤坂ACTシアターの動員記録を更新したのはもとより、地方の大劇場にもいっぱいのお客さんが連日駆けつけてくれて。

良くも悪くもとにかく観てみよう、観ないことには始まらない、なんだかもう一回観てみよう。

この不景気に、そんな演劇の初歩的な楽しみ方を大勢の方々にしてもらえたのは、「まだまだ捨てたもんじゃねえぞ、演劇!」って切に感じ入りました。


そんなこんなで、これらの醍醐味をたんまり味わえたのも、ひとえに『時計じかけのオレンジ』という作品の威力&優秀で魅力的なキャスト・スタッフによる、稽古期間を含めれば実に3ヶ月以上もの精進の賜物でございます。

みなさん、この舞台を本当にエンジョイしてくれました。

進化することを、楽しむことを千秋楽までやめなかった素敵カンパニーに恵まれたことを、とっても幸せに思います。

いろいろな受け止め方をされた作品だったと思いますが、観に来て下さったお客様、そしてオレンジカンパニーの皆様、本当に本当にありがとうございました。


…てなわけで、全然簡単に振り返られませんでしたね。

なんだかすんげー疲れたわ。


ま、予算的にはまさに月とすっぽんな舞台でしたが、真心と同じく、ボルシーハッピーな舞台だったっつうことで。


じゃ、シーユー。


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