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2015/12/28

これが俺流グランギニョル。

なんだろう、めちゃめちゃめちゃめちゃ久しぶりの更新。


今、最新演出舞台残酷歌劇『ライチ光クラブ』千秋楽前の空き時間でございまして。

若い俳優たち、ダンサーたちにこってり囲まれ、日々楽しく過ごしておりまする。

この題材はもともと漫画原作だったのですが、古くから俺自身大好きな作品だったので、二年前くらいかな?このお話をいただいた時は、

「ライチ?!しかも歌劇?!」

となにか運命的なものを感じたのを憶えております。


あと、なんだか怖かったですね。

この題材とちゃんと自分が向き合ったら…自分が120%でライチをやったら、一体全体どんな演劇になっちゃうんだろう…?って。

まず巨大なライチ像がステージのどセンターに君臨している抽象セットが頭に浮かび、圧倒的に破壊的、かつ、途方もなく刹那を感じるジャンルレスな作風が浮かび、ゼラ役を演じている中村倫也の姿が浮かび、大量の水を浴びつつ絶叫しながら歌い立ち回るゼラとタミヤの姿が浮かび、(ダンス中、床がすべることを考慮するとなかなか血糊は使いづらいので)残酷無比な殺害シーンはダンスや特殊な身体表現で畳み掛ける感じが浮かび…と次々イメージが湧いたのですが、この芝居のオリジナリティを決定的にする要素がひとつ欠けているような気がして、生理女子のようにずっとずっと悶々としていたところ、幸運にも東京ゲゲゲイを探しあてまして。

YouTubeで初めてゲゲゲイを見つけた時、「あ。これじゃん!!」って、かなり土壇場で彼女たち(素敵リーダーのマイキーさんは♂だけれど)に参加してもらうことになりました。

もし自分がキレッキレに踊れてたら絶対こんなのやってた気がして、大変僭越ながら演劇の観客層にもこのキテレツな才能を知ってもらいたいと思った次第。

で、結果、ゲゲゲイを含め、若者たちの気力と体力に存分に甘えさせてもらい、えげつないほど好き勝手やらせていただきましたとさ。



いやはや、2015年は歌謡ファンク喜劇『いやおうなしに』に始まり、残酷歌劇で幕を閉じるという、今までになく充実した一年でございました。

思えば昨年の今頃は古田先輩やキョンキョン、(高畑)充希ちゃんと毎日稽古場で芝居作ってましたから。

自らの股間をスナップを効かせて指差し、

「♪あたしのこっこ〜、愛のブラックホールは〜」

と威風堂々歌い上げてくれた充希ちゃんにも感じたけど、ベテランの方たちも相変わらずスゲー頼りになりますが、倫也を始めとする若い俳優たちも仕事を重ねるたびにマジで頼れる俳優に成長してくれていることが、本当に嬉しかった。

ライチのような座組みじゃないと出来ないことも自分にはいっぱいあるからさ。

魅力的な原作の力はもとより、彼らにも自分の振り幅を広げてもらえた感じ。

マジで今回の芝居は100%自分が作りたいものになりました。

えがったえがった。

俺自身、年々しんどくなってきたけど、またこういう冗談みたいにカタルシスを詰め込んだ芝居を作れたらと思う今日この頃。

やっぱ若い頃はどんだけ無茶をやったかだと思うよ。

それをずっとやってきた人たちがそれを財産に今も活躍しているのを間近で見てるとね、心からそう思う。

出来る範囲でやってたってね、なんもおもしろくないし、引き出しも増えないもの。

そんなこんなでライチカンパニーの皆様、素晴らしい原作を自由に預けて下さり、結構ご近所さんということが最近判明した兎丸先生、そしてご来場下さった皆々様、本当にありがとうございました。おかげさまで2015年も悔いなく走りきることができました。



今年はこれで最後の更新になりまする。

次はいつになるやらさっぱり分かりませんが、なにはなくとも良いお年を。


じゃ、シーユー。

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