覇者はパソコンが苦手。
以前ここでも何度か書いたが、うちの親父は我が家において世紀末覇者的男であり、マッチャーが福井を出ようと決意したのも、東京に行けばセックスが途方もなく出来ると思い込んでいた以外は、なにせこの親父の存在が大きかった。
で、これは一昨日の話。
破天荒な親父も今年で65になり、精子の行き場に困っていたアホな息子も42になろうとし、そんな親子が夜中、二人で酒を酌み交わしていると、突然親父が、
「残り(の人生)は、かあちゃんを大事にする」
と恐ろしくキャラにもないことを言い出すので、こちらも負けじと
「明日、朝イチでお墓参り行こうぜ」
と恐ろしくキャラにもない返しをしてやった。
お互い、そんな当たり前のことが冗談みたいにおろそかだったのよ、ホント恥ずかしい話だけど。
だからお互い、「お前がそんなこと言い出すとは…」みたいな感じでバカだから感動しちゃって、でも、お互いそんな話が出来る歳になったんだなあと、バカながらしみじみもし。
や、歳を重ねるのもいいもんですよ。
親父の口からそんな言葉が聞けるなんて、夢にも思わなかったもの。
で、世紀末覇者の面倒を健気に長年み続けてきたおかんに、親父の言葉をきかせてあげたくて何度も頼む俺。
「バカ、恥ずかしくて言えるか」
あくまで覇者は強行姿勢。
「耳がよう聞こえんかあちゃんに、そんなの言うだけ疲れる」
と更にうそぶく。
そうなのだ、おかんはとある職業病で長年耳が不自由なのだ。
じゃ、紙に書けって言っても、
「バカ!バカ!」
を連発…。
すでに覇者の面影はなく、すっかり子供化してしまっている。
だから俺がブログに書いとくよ。
おかん、ちょくちょくこれ読んでるから。
じゃ、シーユー。
☆思いは見えないけれど、思いやりとブログは見える。\ポポポポーン/ メールはこちらからお送りください。
◎ハイレグタワーon twitterは更新なうもすぐわかります! twitter始めたらフォローよろしくどうぞ。
| 固定リンク